毎日が筋肉痛

実際のところ1週間に3日あるかないかくらいです。

ちょいと遅めのメリークルシミマシタ

皆さん、お久しぶりです。しばらくブログをサボ・・・時間がなかったので、半年ほど期間が空いてしまいました。誰だ、「更新頻度は1~2週間に1回が目標です☆ミ」などとほざいていたビチグソ野郎は!

 

時が経つのは早いもので、今年ももう終わりそうです。突然ですが、皆さん、クリスマスはいかがお過ごしでしたか?

この質問を投げかけると、ホクホク顔で「イエス様万歳!」と、両の手を天に掲げる人もいれば、「俺達は、先人が築きあげた、日本人の誇りを失うわけにはいかないのだ!鎖国じゃ鎖国じゃ!」と、つばを撒き散らしながら叫びまわる人もいるでしょう。

そして僕は、どちらかというと、後者でございます。

念のために、手帳をペラリとめくって25日の予定を確認してみると、ものの見事にWhite Christmas。ここカナダ?って錯覚するくらい、一面の銀世界。もう真っ白。

 

せっかくのクリスマスだから、女の子と

女「イルミネーション綺麗だねー」

ばやし「君の方が綺麗だよ」

女「は?」

などというやりとりを楽しみたいのですが、そもそも彼女がいない。

ならばいっそ開き直って、道行くカップルひと組ひと組に、「あ~?何見てんだ、クリスマスだからって慈悲ってんじゃねえぞコラ!」とガンたれながら、名古屋駅を練り歩いてやろうかしらとも思いましたが、サンタさんコスのカップルでごったがえしている名駅の写真がTwitterを通して僕の目に入り、流石にこの量を相手にすると、精神と眉間の筋肉が持たないと判断し、断念。

 

結局、25日はただの平日だと信じて疑わない後輩と、二人で家に引き篭ってゲーム三昧、という、イエス・キリストも思わず「これは流石に救えねえわー」と呟くこと請け合いのクリスマスを過ごしたのでした。

主にプレイしたゲームは、「DARK SOULS」と「STEINS;GATE」。

 

昼に後輩と合流し、まずは「DARK SOULS」に手を付ける。

実はこのゲーム、世間一般で言う「激ムズゲー」というやつで、何人ものユーザーがこのゲームに挑戦し、クリアできない怒りに身を任せてコントローラをぶち壊しては、後悔で枕を濡らしたという、恐ろしい代物だったのです。

しかし、Twitter上での幸せ写真の絨毯爆撃などで、俺の心は既に若干折れていたので、俺はもう失うものなどない!と、意気揚々と本作の敵、デーモンが潜むフィールドに繰り出したところ、見事に心の全身複雑骨折を達成して帰って参りました。

大菱形骨とかいう、お前は俺のどこを支えてるの?っていう骨までバッキバキ。まさに満身創痍。下手な隙間なら「タコの如し!タコの如し!」つって抜けられそう。

 

これはいかんと思い、今度は「STEINS;GATE」をプレイ。こちらのゲームは、いわゆるノベルゲームというもので、名前の通り、本を読んでいるように物語がどんどん進んでいき、ときたま現れる選択肢によってエンディングが変わってくる、というゲームなのです。

ゲーム内の物語をある程度まで進めたところで、一旦休憩。晩飯を食ってしまおうということで、おしゃれなパスタのお店・・・ではなく、近所のラーメン屋さんへ直行。なんか、「やめときな、この時期に男二人でパスタのお店なんて、骨の髄までアルデンテにされるのがオチだぜ!」って聞こえた気がした。イタリアの方から、地中海の風に乗って。

 

自電車をよいしょと漕ぎ、目的の店に到着。店内を覗いてみると、なんと冴えない男共で満員ではないか!己のメガネを、ゲレンデを連想させるほど白く曇らせ、一心不乱に当店自慢の太麺をすすっている。僕は、一人だけど、独りじゃなかったんだね。不覚にも涙しそうになるも、こんなことで涙を無駄遣いするな!と、心の中のもうひとりの僕が怒鳴り散らして、ハッと我に返りました。

そしてふと隣を見ると、後輩が「クリスマスだってのに、悲しい奴らですね!」とケタケタ笑っている。後輩よ、お前も人のことは言えんのだぞ、と心の中で呟きながら食券を握り締め、寒空の中ブルブル凍えながら、席が空くのをひたすら待っているのでした。

 

 つけ麺を胃袋にねじ込んで帰宅し、いざ、ゲームの続きを。しかしこの「STEINS;GATE」、自分が思っていた倍はボリューミーだったんですよね。今日はカルビの気分で来たのに、分厚いOGビーフが目の前でえげつない音を立てながら焼かれているみたいな。そのボリュームは嬉しいんだけど、今日はカルビの口なんだよな・・・っていうあの感じね。

僕たちは、クリスマスが終わるまでにこのゲームを終わらせて、感動の結末に涙しながら、コンビニで買ったチキンを貪り、晴れてメリークリスマス!な予定だったのです。

しかし、クリスマスもあと2時間ほどで終わってしまうというのに、まだ主人公たちはほのぼのしてやがり、一向に物語が進む気がしない。

 

残り1時間・・・

残り30分・・・

時間は過ぎていくものの、全く事態は急転しない。おいおい、このままじゃ心にしこりが残ったまま1年に1度のクリスマスを終えてしまうじゃないか。

あれ?そもそもクリスマスってこんな事する日でしたっけ?という疑問が頭をよぎったが、今のオレにはそんなもの関係ない。終わり良ければすべて良し、なのである。

残り5分、遂に物語が動き出した!悪の組織的な奴らが研究所に攻め込んできたのです。これは、滑り込みでストーリーが進展するぞ!と、僕のボタンを押す速さも増していく。

日付が変わるまで、残り1分を切り、全身全霊を込めて物語を進めるための○ボタンを連打するばやし。

「全国のモテない男ども!オラに元気を分けてくれ!」

と、心の中で叫んだ、次の瞬間。なんと、ヒロインに敵のスパイの銃口が向けられ、え、まさか、そんなはずは、と思う間もなく、バン!

ヒロイン、死んじゃいました。しかも、まだ数時間は物語が終わらない雰囲気を主人公たちがプンプン醸し出しているときた。そして、この衝撃の展開に絶望した時、無常にも鳴り響く日付け変更のベル。

「・・・メリークリスマス」

そう呟くと、僕と後輩は、冷めきったチキンをコーラで流し込み、そりゃあ、モテない奴らに元気を分けてもらっても、負のオーラしか集まらんわなと反省した後、まだ見ぬ来年の25日を想い、眠りについたのでした。

 

そんな、聖夜。